はじめに、脚がむくみやすい原因をお話しします。
全ての血液は心臓から動脈を通って全身に運ばれ、その後、静脈を通って心臓に戻ります。
長い時間立った状態だと脚は心臓よりも下になるため、血液は心臓に戻りにくくなっています。
これを押し戻す働きをしているのが、ふくらはぎや足の筋肉。血流が滞りがちな脚の静脈を圧迫して、ポンプのように血液を押し戻しています。
そのため、ふくらはぎの筋力が弱かったり筋肉を使わなかったりすると、脚はよりむくんでしまうのです。
大事なポイントは「脚の筋力の低下」です。
私たちの筋肉は年齢と共に減少してしまうので、運動などを習慣にしていない限りは加齢と共にむくみやすくなります。
とくに、女性は男性よりも筋力が弱いことに加え、女性ホルモンの影響も受けて自律神経の乱れからむくみやすい体質になります。
実は、むくんでいる時間が長いほどむくみは取れにくくなります。
また、本来の脚の太さに戻りにくくなってしまうのです。むくみを慢性化させないためにも、その日のむくみはその日中に解消するようにしましょう。
★むくみの対策としましては、以下でご説明します。
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・入浴
まず行いたいのが入浴です。血流を促すのはもちろん、筋肉を柔らかくしてくれるのでむくみの解消にとても効果的です。
全身浴ができない時は、フットバスでも◎
・ストレッチ
ふくらはぎやアキレス腱が硬い人は、脚の血流ポンプ作用をうまく使えていないことが多いです。
むくみにくい脚を目指すなら、入浴後「アキレス腱伸ばし」のストレッチやご自身でもみほぐしをして、ふくらはぎの筋肉や足首を柔らかくしましょう。
・適度な運動
運動不足の方は、毎日5000歩ほど歩くことから習慣に。意識をして階段を使うことも良いです◎時間がある方は簡単な筋肉トレーニングも取り入れると尚筋肉強化につながります。
・減塩
利尿作用があり、塩分の排泄作用もあるカリウムを意識的に摂るのも有効です。カリウムが多いのはアボカド、バナナ、トマト、海藻類や豆類など。
数日行えばむくみにくくなるというものではありません。
トレーニングやストレッチ、減塩を少しずつ習慣化し、
むくみにくい脚を目指しましょう。