臓器としての肌の機能とスキンケアの関係

肌は『最大の臓器』といことをご存じですか?

食べたものによって胃腸の調子が変わるのは、外から入ってきたものに臓器が反応しているから。

同じように、実は肌も常に変化しています。

そもそも皮膚には、

  • 外部刺激の感知
  • 外部刺激からの内臓保護
  • 体内の水分調節
  • 温度調節  など

様々な働きがあります。

 

皮膚の働き

肌の刺激になるものというと、花粉などのアレルギー物質、マスクの摩擦、髪の毛や整髪料の接触などが挙がると思います。

でも実は、日常の中で当たり前に触れているものも肌は感知しています。

  • 外気温度変化
  • 湿度変化
  • 風邪
  • 日光
  • 大気汚れ
  • 目には見えない微生物

これらも皮膚には刺激として感知されます。

外気温度変化・湿度変化は季節的な変化だけでなく、空調の効いた室内から廊下に出る時や、入浴前後など、一見些細なことも含まれます。

肌はそれだけ常に刺激に晒されていると言えます。日々コンディションが変化して当たり前なんです。

刺激が肌トラブルに直結するかどうかは、その方の肌状態によります。

『皮膚のバリア機能』は臓器として肌に備わった重要な働きです。前述したように、肌は常に何らかの刺激を感じています。外部刺激に負けないように、自らを守る働きがバリア機能です。

毛穴から皮脂が出るのも、ターンオーバーを繰り返して古い角質が剥がれ落ちる仕組みも、肌表面を守るために行われているんです。つまり、皮脂も古い角質も健康な肌のために必要なものなんです。

 

健康な素肌を守るために必要なスキンケア

質の良い食事、十分な睡眠、適切な運動で内側から代謝を上げていく事も大切ですが、同じくらい大切な外側からのケアが【適切スキンケア】です。

肌のバリア機能が正常に働くためには、皮脂を取りすぎても取らなすぎてもよくありません。角質ケアも同様です。

人それそれ持って生まれた肌タイプも違えば、現在の生活環境も違います。みんなが良いという化粧品が自分の肌にもマッチするとは限らないんです。情報だけで選んだ化粧品が刺激になってしまうケースはよくあります。

大切なことは、今ある肌トラブルにあった製品ではなく、もともと持っているスキンタイプに合った製品を選ぶこと。その為に、自分の肌を良く知ること。「どんな時に肌トラブルが起きやすいか」「どんな肌トラブルが起こるか」を観察して、本当に必要なスキンケア製品を選ぶことが、本来備わっている肌のバリア機能を育むことにも繋がります。

関連記事

  1. 老化の要因80%は紫外線ダメージ

  2. 紫外線による乾燥をうけた肌スキンケア

  3. 皮膚は健康状態を映す『三面鏡』

  4. 肌を衰えさせる原因と対処法

  5. エイジングケアにもなる『正しい頭皮ケア』

  6. お肌の乾燥による影響