気温や湿度が上昇すると気になるのが"頭皮"。
蒸れや皮脂で毛穴に汚れが溜まりやすく、ニオイの原因になったり髪のへたってしまったり
人それぞれ悩みが出てくるのではないでしょうか。
近年、頭皮ケアはフェイシャル美容の一つになりました。
とはいえ、正しいケアが出来ていない方はまだまだ多いのが現状です。
今日は暑い時期だけじゃなく、未来の肌の為にこれからずっと続けるべき頭皮ケアをご紹介します。
肩凝りの人は頭皮も硬い?
現代人はスマホやパソコンに向かう時間が長く、肩や首の凝りや眼精疲労が慢性化してる方がほとんど。
更にストレスや自律神経の乱れなどで血流が滞りがち。
頭を包み込むように薄く広く広がる頭皮の筋肉は、血流が悪くなると硬くなりやすい筋肉です。
頭皮の筋肉は大きく4つあります。
おでこの上にある前頭筋
こめかみあたりにある側頭筋
後頭部にある後頭筋
皮膚と頭蓋骨の境界線にある帽状腱膜
作りからも分かるように、頭皮の筋肉は首や顔に繋がっているので、現代的な疲れの影響をダイレクトに受けています。
前頭筋、側頭筋、後頭筋が硬くなると、頭の一番トップにある帽状腱膜が引っ張られ血流が悪くなり、頭皮がどんどん下垂していきます。
一度頭皮のトップから垂れてきた皮膚はフェイスラインの骨に止まり、そこへ皮膚が重なっていきます。
そこでも耐えられなくなると、おでこのシワ、目元のたるみ・小じわ、頬のたるみ、ほうれい線、二重あご、首のたるみとなります。
そうなると、小さかった毛穴も重みでゆるみ広がるので、髪も真っ直ぐ立てず寝てしまいヘタった状態になってしまったり。
ゆるんで広がった毛穴には、汚れや酸化した脂質が溜まりやすくなり、更なる頭皮環境悪化の原因になります。
(顔の毛穴も同様です!)
顔にスキンケアをするように、
未来の美しい素肌の為に正しい頭皮ケアは必須とも言えます。
正しい頭皮ケアで「セルフヘッドスパ」
①【シャンプー前に必ず髪をブラッシングする】
・髪のもつれを解いてシャンプーの洗浄効果を高めること。
・頭皮全体を刺激する様にブラッシングすることで頭皮の汚れを浮き上がらせ、洗い流しやすくする。
(ハードタイプのスタイリング剤を使用している場合は省略しましょう。)
②【ぬるめのお湯で洗い流す】
・熱いシャワーを直接当てるのは頭皮ダメージに繋がります!38℃程のぬるま湯で洗い流します。
・ブラッシングで浮き上がらせた表面的な汚れが洗い流され、シャンプーが馴染みやすくなります。
③【シャンプー剤は頭皮を洗う】
・髪の表面ではなく、頭皮に直接広げるイメージでシャンプーを伸ばしましょう。
・洗い残しやすい襟足や耳の後ろの生え際からシャンプーを伸ばし、徐々にトップに向かって指を動かしていくと洗い残しなく、筋肉を程よく刺激しながら洗浄できます。
・髪の毛の束に指を差し入れるように滑らせていきましょう。
④【後頭部を揉みほぐす】
・両指の腹を使って、襟足から後頭部へ向けて揉みほぐしながら洗い上げます。
⑤ 【側頭部を揉みほぐす】
・耳の周りの生え際から頭頂部へ向けて、両指の腹を使って揉みほぐしながら洗い上げます。
⑥【前頭部を揉みほぐす】
・おでこの生え際から頭頂部へ向かって、両指の腹を使って揉みほぐしながら洗い上げます。
⑦【シャンプーを洗い流す】
・下から上へ髪の根元に指を差し入れるようにして、地肌をすすぎます。
・すすぎ残しのないように、時間をかけて丁寧に洗い流しましょう。
・この時も38℃程のぬるま湯で洗い流します。
⑧【トリートメント根元を避ける】
・トリートメントは掌ではなく指先に出します。
・指と指の間までしっかり広げ、髪の長さの半分から毛先に向けて手ぐしで梳くように伸ばしていきます。
・水に濡れた髪はキューティクルが剥がれやすくダメージを受けやすいので、擦らず優しく扱いましょう。
⑨【トリートメントを洗い流す】
・トリートメントはすすぎすぎると効果が弱くなります。しっとり感が残る程度にすすぎましょう。
・頭皮は避けて行いますが、トリートメントが頭皮についた場合はしっかりとすすぎ流しましょう。
毎日のヘアケアもちょっとしたコツを押さえて丁寧に行うことで、頭皮からスッキリ感を味わえ
頭皮環境を良くすることに繋がります。
ご自身の頭皮ケアを見直すきっかけになれば嬉しいです(^ ^)