紫外線によるお肌への影響、、、
シミの元をつくる「UV-A」とは?
生活紫外線とも呼ばれ、地表に届く紫外線のおよそ9割を占めています。
波長が長く雲やガラスを透過してしまうため
曇りの日やお家の中でも油断はできません。
また、UV-Aはお肌の奥の真皮にまで到達します。
UV-Aによるダメージでお肌は弾力やハリを失い、老化を招きます。
メラニン色素の合成を促されることで皮膚が段々と黒くなったり、
シワやたるみができるのもUV-Aの影響です。
肌を赤くさせる 「UV-B」
レジャー紫外線とも呼ばれ、浴びることでお肌表面には急激な炎症が起きます。
紫外線量の1割程度しかないUV-Bですが、お肌表面に対する影響力はとても強く
細胞を損傷して火傷のように赤くなったり、メラニン色素が沈着して褐色になったり
シミやソバカスの原因にもなります。
●日焼けが招く乾燥肌
繰り返し紫外線を浴びると、外的刺激から守るためにお肌は余分な角質を溜め込む
「角質肥厚」と呼ばれる状態になります。
更に日焼けによる炎症が原因で、お肌のキメは乱れ、手触りはゴワゴワ、ザラザラに。。
乾燥したお肌は、肌本来が持っているバリア機能も低下します。
汗と皮脂からできている肌表面を覆う皮脂膜と、お肌のうるおいを保っている角質層によって
乾燥やほこりなどの外的刺激から肌内部は守られていますが
乾燥した角質層の表面は隙間が目立ち、肌内部の水分が蒸散して外的刺激からの影響をさらに受けやすくなってしまいます。
●日焼け止めの大切さ
夏はもちろんのこと、365日お肌を紫外線から守るために
日焼け止めを塗ることは必須です!
◆使用量が少ないと、十分な紫外線防御効果が得られません。
◆汗をかいたり、タオルで拭いた後などは必要に応じて塗りなおしてください。
◆肌が濡れている時は、水気をとってからつけてください。
◆効果を保つため2~3時間おきにつけなおしてください。
●日焼け止めを塗るときのポイント
- 保湿ケア
肌が乾燥していると、うるおいバランスが崩れて皮脂の分泌が過剰になることがあります。そのため保湿ケアを十分にせずに塗ると、皮脂崩れの原因に。化粧水の後は、乳液などでうるおいをとじこめましょう。 - 全体ムラなく塗る
日焼け止めは、まず顔の5カ所(両ほお、額、鼻、あご)に置いてから、
全体にムラなくになじませることがポイント。 - 使用量を減らすことはNG
「ベタつくから…」と日焼け止めの使用量を減らすと、十分な紫外線防御効果が得られません。 - 外出の直前に塗らない
紫外線は窓ガラスを通過するため、家にいても油断は禁物。
また洗濯物を干す、ゴミを出すなど、ほんの少し浴びた紫外線の蓄積が肌にダメージを与えます。
日焼け止めは外出の直前に塗るのではなく、朝のスキンケアの一環として行いましょう。