一年通して日焼け止めが必要な理由

まだまだ気温は低くても、陽射しはもう春めいてくる2月。UVケアはもう少し先…と思いがちですが、今の時期からUVケアを正しく行う習慣をつけておくと、薄着の季節も安心して迎えられます。今回は正しいUVケア方法と、日焼け止めの選び方をご紹介します。

紫外線とは?

太陽の光(日光)は、人の目に見える光(可視光)、目には見えない光(赤外線や紫外線)など、さまざまな光の波長を含んでいます。その中でも、太陽から地表に届く日光に含まれる成分の中で、「最も波長の短いもの」を紫外線と言います。
紫外線は波長の長いほうからUV-A、UV-B、UV-Cと区別されています。この中で人体への影響があるものが、UV-AとUV-Bです。(UV-Cはオゾン層で吸収されてしまいます。)

 < UV-A(紫外線A波)>
そのほとんどがオゾン層を通過し、地表に到達。
皮膚への影響は『 光老化 』

皮膚の内部の真皮層まで到達し、ハリを保つために重要なコラーゲン・エラスチンなどを破壊します。また、コラーゲン・エラスチンを作り出す線維芽細胞も破壊する為、ハリや弾力を生み出せなくなります。さらに、皮膚内部の活性酸素発生による“酸化”を加速させます。これらの原因によってしわやたるみが現れます。
また、UV-Aは皮膚内部に届くため、表皮の最下層にあるメラノサイトを刺激します。継続的な刺激により、メラニンの代謝が正常に行われなくなり、シミの原因にもなります。

< UV-B(紫外線B波)>
大部分がオゾン層に吸収されるものの、一部が通過。
皮膚への影響は『表皮ダメージ』

表皮を中心にダメージを与え肌に炎症を起こします。日焼けは、肌表面を刺激から守るために起こる作用です。その為、UVBは肌色を黒くする作用もあります。さらに、ターンオーバーのリズムを乱し、角化を早めて乾燥や肌荒れも起こしやすくします。
紫外線は体内でビタミンDを合成する為、健康を維持するには必要不可欠です。とはいえ、近年はオゾン層の破壊が進んでいるため、地表に届く紫外線量が増加しています。素肌の健康美を守るには、正しいUVケアを行いながら、紫外線と上手に付き合うことが必要になってきます。

 

日焼け止めは一年通して使い続けるもの

5月~9月が紫外線量が増加する時期ですが、真冬であってもその量が半減することはありません。上記でもお伝えしたように、継続的な紫外線ダメージの蓄積は素肌美を守るために避けたいものです。
面倒に感じても、5年後10年後、30年後の自分の肌の為に、毎日日焼け止めを使用しましょう。

 

日焼け止めの選び方

SPF値:UV‐Bを防ぐ効果の値(~50⁺まで)
PA値:UV‐Aを防ぐ効果の値。(+~++++の4段階)

それぞれの数値が高ければ安心というわけではありません。気を付けたいのは日焼け止めを使用するシーンと内容成分です。

  • 日常生活・軽い外出→SPF20PA++
  • 屋外での軽いレジャー・スポーツなど→SPF30PA+++
  • 長時間の外出・炎天下でのレジャー・スポーツなど→SPF50+・PA++++

こちらを目安に、用途別に選んでみてください。

 

スキンケア観点から日焼け止め選び

SPF値・PA値が低めのものは、肌への負担も比較的軽く、クレンジングで落としやすいですが、長時間紫外線に当たる場合には効果が弱く、衣服などのこすれでも落ちやすいため、小まめな塗り直しが必要です。
逆に、SPF値・PA値が高いものは、夏場の汗や海水浴などのレジャーにも対応できるよう落ちにくい配合になっています。その分クレンジングをしっかりと行う必要があります。
日焼け止めは用途によって変えることで、デメリットを回避しましょう。それは結果的に、肌を労わることに繋がります。

肌が敏感傾向の方は、紫外線照射剤を使用した日焼け止めをおすすめします。紫外線吸収剤が使われている日焼け止めは成分が皮膚の上で化学反応を起こすため、肌トラブルにつながる可能性があるので、必ず成分表示を確認してみてください。

また、いつも使用するモイスチャーライザーに合わせて、日焼け止めのテクスチャーを選ぶのもおすすめです。ミルクタイプ、クリームタイプ、ウォーターベース、スプレーなど、製品がたくさんあるからこそ、迷ったときはご自身の肌と相談してみてください。
最近は紫外線だけでなく、大気汚染ダメージや紫外線が肌に入った後に増える活性酸素の働きを抑える高機能な日焼け止めもあります。用途と肌の状態に合わせて、安心して使える日焼け止めを選んで毎日のUVケアを習慣にしてください。

 

 

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